Episode

秘密の恋、始めました

ぎゅー

別れ際、彼に抱きしめて欲しくて

両手を広げた私。


「(笑)なにそれ?」


何も言わずぎゅーしてアピール(笑)


「(笑)だからなにそれ?」

「ぎゅーして」

「ぎゅー?!」

「うん!ぎゅーして」



まったく!というような顔して

私の方を向いて片手を広げてくれた彼。

嬉しくて抱きついたら

ぎゅーって抱きしめてくれた。




「好きだよ。大好きなの」



思わず溢れた。




「何でそんなに?」







…それはね。

あなただからだよ。

あなただから好きになった。






「ずっとそばにいてね」


「いるでしょ」




嬉しいな。ありがとう。